この度、マンション管理センターの実施する「マンションみらいネット」がリニューアルされ、現在、積極的に広報されています。

 この「マンションみらいネット」は2006年4月からの運用開始で、すで10年以上が経過しているのですが、一向に盛り上がりというか知名度が上がりません。
 制度自体は非常にお勧めできるのですが、手間がかかることと、具体的なメリットがわからないため、ほとんど登録数が増えていませんでした。

 私の顧問先では利用していて、長年の積み重ねにより修繕履歴の一覧など結構よい資料になっているので歯がゆい気持ちがあったのですが、マンション管理センターもようやく重い腰を上げたようです。

 以下、マンション管理センターから届いた紹介分より引用します。

(以下引用)
「マンションみらいネット」は、マンションの文書や図面、修繕履歴、管理組合の運営
状況等を電子化して蓄積・保管し、組合員の利用に供するとともに、登録した管理情報の
一部を外部に発信してマンションの市場評価を高めることにも活用できる情報システムです。

 従来は、管理情報の対外発信に主眼を置いた全項目登録型のAコースと、図書を電子化
して蓄積・補完することを主眼とする図書電子蓄積型のBコースを選択してご利用いただ
いておりました。今後は、このコース区分を廃止し、マンション名や所在地等の必須項目
以外は登録項目を任意とし、利用者のニーズに応じて自由に追加や削除が行えるようになり
ます。

 また、年1回の年間利用料をお支払いただけば、A3判以下の図書の電子化・保管は無料
かつ無制限でご利用いただけます。保管した電子データの閲覧のほか、電子掲示板や組合の
スケジュール管理も「マンションみらいネット」の機能の一部ですが、これらも全て無料で
ご利用になれます。さらに今回、既に電子データがある場合に管理組合が自らアップロード
することや、従来年1回だった修繕履歴情報の登録を管理組合がいつでも自由に追加する
ことも可能になりました。

 今回の見直しは自由かつ無制限の利用を目指すものですが、以上全てのサービスを受け
られる利用料も、年1回2万円と一層気軽にご利用いただけるものに見直しました。

 「マンションみらいネット」に関心のある管理組合にマンション管理士を無料で派遣し、
ご説明、ご質問にお答えする「マンション管理士無料訪問説明」も引き続き実施します。

 新システムは今月から稼働しますが、管理組合の皆様にはこの機会に「マンションみらい
ネット」の利用をご検討いただき、当センターにもお気軽にお問い合わせいただきますよう
お願い申し上げます。
(引用ここまで)

 いかがですか?
 年間2万円で図書の電子化や電子掲示板など上手く使えば管理組合にとって有益な情報システムが無限に広がります。

 費用をコストパフォーマンスの良いものにするか、無駄にするかは管理組合次第かと思います。特に管理組合でネットを使いたいけど担当者が続かないし…などという管理組合にはお勧めです。

 無料説明会も利用できますよ。ぜひ一度理事会で話題にしてみてはいかがでしょうか。

(石井孝典)