今、世間では宅配ロッカーが注目されています。
宅配ロッカーとは、宅配便などを直接受け取らず、留守中でも保管できるロッカーのことです。
商品としては、開発されて35年ほどになるそうですが、現在の新築分譲マンションではほぼ100%の設置率だそうです。
宅配ロッカーは宅配便サービスが時間指定配達を導入したことで、一時は利用が下火になることが危惧されましたが、メーカーの努力に加え配達員の過剰労働などが社会問題となったため、昨今改めてその利便性が見直されています。
宅配便はもはや生活になくてはならないインフラの一部となりましたが、一方では配達員を装う犯罪者が怖くドアを開けるのは抵抗がある、時間指定の受け取りは一定時間、待機していなければならないためストレスがある、等の声があるのも事実です。
そのような背景により、マンションでは当り前の設備となり、最近では一戸建て用の商品も開発され人気が出ている、これが宅配ロッカーの今だそうです。
便利なのはわかったけど古いマンションでは導入費用も負担が大きく現実的ではない!という声が聞こえてきそうです。ですが、そんなことはありません。
オープン型宅配ロッカーという商品があります。
「100ボルトの電源1か所あれば、その他の設備投資がなくても設置可能」というのがうたい文句で、メンテナンス等も必要ありません。
マンション居住者の専用利用はできず、近隣の居住者にも開放することによりヤマト、佐川、DHL等の荷物の受け取りが可能となります。
現在、駅やショッピングセンターを中心に設置が進んでいるそうで、オープン型となることから、エントランス内部というよりもエントランス周辺に設置スペースが確保できるマンションなら検討の余地があるのではないかと思います。
この商品はPUDO(プドー)といい、パックシティジャパンという企業が提供しています。
全国ですでに3000か所を超える実績があるようです。
設置場所については審査がありますので設置可能かどうかはわかりませんが、分譲マンションでの導入実績もあるようですから、まずは問い合わせてみてはいかがでしょうか。
(石井孝典)